素材紹介Ingredients

玄米胚芽ステロールRice Sterol

血中コレステロールや中性脂肪を抑える働きがあり、健康志向の一般食品(菓子・麺類等)への使用がおすすめです。

  • 食品
  • 化粧品
玄米胚芽ステロール

ユニークな組成と機能

わが国では古来より玄米を食してきましたが、近年お米に含まれる生理活性物質が大きくクローズアップされています。

玄米由来の米胚芽・米糠から得られる米油には、コレステロ-ル低下作用のあることはよく知られ、その作用にはステロ-ル類やγ-オリザノールが関与しているものと考えられています。米油には大豆油のおよそ5倍ものステロ-ルが含まれていて、種々の植物油の中でもステロール類を最も豊富に含む機能性油といっても過言ではありません。

オカヤスでは、米油を原料とし、従来の大豆ステロ-ルに代表される植物ステロ-ルとは全く異なるステロ-ル組成を持った「玄米胚芽ステロール」を開発いたしました。

ユニークな組成と機能

玄米胚芽ステロールの組成

「玄米胚芽ステロール」に含有されているステロール成分の組成をガスクロマトグラフにより分析しました。

玄米胚芽ステロールには、他の植物ステロールには含まれない、24-メチレンシクロアルタノールが高濃度に含まれています。

玄米胚芽ステロールの組成

玄米胚芽ステロールの作用

◆高血糖改善、インスリン感受性亢進
24-メチレンシクロアルタノールには、高血糖改善作用やインスリン感受性亢進作用が認められています。1),2)
◆血中コレステロールの低下
植物ステロールによる競合的吸収阻害作用により、コレステロールの吸収を抑制します。3),4)
◆中性脂肪の低下
植物ステロールは、中性脂肪の上昇を抑制します。5),6)

玄米胚芽ステロールの熱安定性

玄米胚芽ステロールFSPは熱安定性に優れ、食品加工に適した素材です。
玄米胚芽ステロールFSPを100℃、140℃にて加熱したところ、その純度は加熱前と同等でした。

玄米胚芽ステロールの熱安定性

参考文献

  1. Tanaka M.et al.,Biol.Pharm.Bull.29,1418-1422(2006)
  2. WO2013015377A1
  3. Ikeda I.et.al.,J.Nutri.Sci.Vitaminol.27.243-251(1981)
  4. Plat J.et.al.,Am.J.Cardiol.4:96(1A):15D-22D(2005)
  5. 本間康彦ら,第47回日本人間ドック学会学術大会(2006)
  6. 近藤和雄ら,第27回日本肥満学会(2006)
  7. 食品安全委員会資料2,府食第435号(平成16年4月7日)
  8. 薬事研究会編,月刊薬事。16(9),77-78(1974)
  9. Waalkens-Berendsen D.H.et.al.,Food Chem.Toxicol.37(7).683-696(1999)
製品・OEMのご質問・ご相談は
こちら
048-962-0111
お問い合わせ